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白い朝

こんなに気温が高いのに雪マーク? ほんとう? と疑っていたのですが、その日は午前中からあられ・みぞれ・雨とめまぐるしく変わり、朝には白銀の世界が広がっていたのでした。

とはいっても濡れ雪で朝も暗いうちから、どんっ、どんっと屋根の雪が落ちています。

除雪するシャベルやスノーダンプは納屋の中だし、タイヤ交換もまだ。

大丈夫だよねと確認したくて、数分、新聞の予報欄をみつめました。

 

数日の間、午後は雪だけど、気温は上ってくる。

と思っていたのですが、翌日から気温はどんどん下がり、みどりの牧場はいきなり白銀の世界になっていたのでした。

食べ物はひととおりあるからいいけど、カスピ海ヨーグルトにする牛乳がほしい。

3キロ先のAコープにいけるかな。

 

迷いながら道路を見つめて数日。

いや、やっぱりよそう。

そのうちに晴れる日もあるだろうし。

ヨーグルトの代わりにチーズをという手もあるじゃない。

なんだか微妙にちがうような気もするけど。

 

 

学生たちの動員の記事で、先月末に来訪した学生たちを思い出しました。

前に来られた経済産業省の女性の連絡で、「学生たちが反対意見も聞いておきたいというので」というありがたいお願い。

学生たちだけかと思ったら、学生とその女性に加えて日本原子力財団やNUMOの男性なども一緒で、総勢10人。

高レベルガラス固化体の最終処分場がテーマ。

 

インタビューに答えているうちにだんだん違和感を覚えてきました。

なんだろう、これは。

答えながら考えているうちに、そうか、この学生たちにとって、放射能の危険性はひとごとなのだと気づきました。

東京だって六ヶ所村より汚染されているし、あなたたちは安全なわけじゃない。

 

3.11以降、六ヶ所村は放射能汚染度からみたら日本中で一番安全な場所なんですよ。

かかえている放射能はけた違いに大きいけど。

ガラス固化体どころかもっと危険な高レベル廃液だって、あなたたちのすぐ近くにあるのに。

いろいろな思いがわいてきたけれど、同行の大人たちが当然、この費用は出しているのだろうなと思うと、なんだかむなしくなります。

 

このせまい日本で原発事故が起きたら逃げる場所なんてないじゃない。

逃げたとしてもそのあと、何年も何十年もどうやって暮らしていけるのか。

わづか6年しかたたない福島の保障打ち切りで、そんなことはわかっているのに。

次の世代が決めることだとわかっているのですが、つい余計な口を出したくなってしまいます。

 

まあ、いまの六ヶ所村が日本のどこよりも安全なのは確かだけど、いつまで安全なのかという保証はない。

自分がいつまで自由に動けるのかということさえ、わからない。

なるようにしかならないのだろうな。

余生を自分のためだけに使えるのは幸せなのかもしれない。

 

北側の屋根に積もった雪の上に、欅の落ち葉が刺さっているのを見つけました。

5枚も。

柔らかい雪と北からの強い風、急激な気温低下の合作。

雪に突き刺さった落ち葉をはじめてみました。

 

 

| - | 10:35 | comments(1) | trackbacks(0) | - | - |
Comment
余生を自分のためだけに使う。最近私もその心境になっています。どんなに動いても、どんなに働きかけても、途方もない時が必要。だったら、残り僅かな自分の時間を、自分のために。好きなように。あきらめではないと思いながら。
2017/11/22 7:45 PM, from 香田玲子









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