野菜と雑草の闘いは

天候の変動とわたしの予定、大工さんたちとの予定と毎日の天気が複雑に絡んで、だんだんわからなくなりました。

天気予報は外れることもあるし、訪問者の気持ちだって変るときもある。

工事の音にびくびくしているヨシオには気の毒ですが、もうなるようにしかならないのだと達観するしかありません。

 

昨日まで雨と寒さが続き、ルバーブの花芽と雑草があっという間に人の丈を越してしまいました。

その雑草の合間には芍薬やポピーのつぼみもふくらんでいるのですが、ルバーブの花芽つみや野菜の草取りに追われて手が回らないのです。

しかも大地を守る会への出荷が2日後にせまっている!

いちごもアスパラも楽しんで摘んでいますが、それよりじやがいもの土寄せが必要じゃない?

いや、露地イチゴの草取りも急務。

 

ハウスの水やり。草刈。

手をつけては見るのですが、外は暑くて30分ほど働くだけでくらっとしてしまうほど。

屋根で働く人は大変だろうな。

今朝旅だった男性は、出る前にゲストハウスに掃除機をかけてくださいました。

その掃除機をとりだして部品を探し、掃除機の掃除をしたのが朝いちばんの私の仕事。

 

どこのスイッチを入れるのか動かし方もよくわからないメイド・イン・チャイナ。

「掃除機の掃除ですね」とあきれてみていたHさんが、見かねて手を出してきました。

「ここを押したら動くと思うけど」。でも動かない。「パイプがつまってるんだ」。

掃除機をかけ、最後に長芋とイチゴ、アップルミントをお土産にして、Hさんは旅立っていきました。

秋にはまた来ますといって。

 

大工さんたちが屋根張替えの工事をしている最中、ソーラーワールドの武内さんがパネルの見積もりに来てくださいました。

まず問題なく設置できそうな畑を見学。

牛小舎の屋根も測っていきました。

ソーラーパネルの設置をめぐって電力会社との攻防がきびしくなっているそう。

 

雪が降る前に設置できますように。

水素社会はあと20年ぐらいかかりそうだとみているのはわたしと同じ。

バイオマスはすぐにも雇用を生み出せるから、それがつなぎになるかもしれないと話していました。

書類の審査に時間がかかるかもしれませんと念を押されました。

 

エコな電気を使えるなら多少待つぐらい我慢できます。

もろもろの雑用がおわるこの秋には、温かい薪ストーブと自前の電気でのんびりできる。

その時には野菜ももちろん、できるだけ自分の作ったものを用意しておかなければ。

ようやく真面目に野菜の種をまく気になりました。

 

そろそろ小鳥のさえずりがはじまる時間。

空が白み始める前に外仕事の身支度をしておこう。

そうだ、病院の定期診察にもいかなくては。

 

 

 

| - | 03:24 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

用心棒とのっけ丼を楽しみました

イタリア青年たちが帰る日は青森の図書館に行く予定もあったので、青森駅までご一緒しました。

アウガに車をとめて魚菜市場まで行き、昼食にのっけ丼を。

魚菜市場まで歩く数分間は案内人としてわたしが先に歩いたのですが、わたしの倍ぐらい身長がある(事実は違うけどそう感じる)、あとに続くふたりは黒いサングラスをかけていて、しかも「用心棒をふたりも連れている」などというので、笑ってしまいました。

 

日本酒が好きで毎晩「ちびりちびりと飲んでいます」とも話していたし、正規の学習では習うはずもない表現をどこでおぼえたのか、くわしく訊いてみたくなりました。できなかったけど。

イタリアでは生の魚を食べないというのでお刺身を食べられるかなと心配でしたが、日本大好きというこのおふたりは、日本の食べ物も大好きで、問題なくのっけ丼を楽しんだのでした。

 

市民図書館のリユースに持っていった大きな紙箱二つ入りの文庫本もおふたりに運んでもらい、あまつさえ、図書館で本を選んでいる数分間もひとりがつきそって、借りるために選んだ10冊の本もはこぶというジェントルマンぶり。

きっと愛情あふれる家庭で育ったのだろうなと思うのです。

イタリア青年たちが帰った翌日、岩手の漆職人・Kさんが来てくれました。

 

Kさんもやはり愛情あふれる家庭で育ったのでしょう。

イギリスの若者もそうでしたが、国は違うけれど4人とも澄んだ表情をしていました。

ひさしぶりにお会いしたKさんは少し元気がない様子。

片隅に屋根からはがした木材がたくさん積みあげられていて、それを薪にしてもらいたかったのですが、 あいにく大雨。

 

「刃物の刃を研ぎましょうか」と、チェーン・ソー、鎌、ナタ、包丁まで研いでくださったのでした。

電動チェーン・ソー、切れるようになった。

エンジンチェーン・ソー。ふたつはもうダメ。ひとつは点火プラグを取り換えたら動くかも。

草刈り鎌、草取り鎌、ナタ、刃がシャープになった。

 

台所で使う包丁は目の前で研いでもらいました。

指先に力を入れ、砥石全面をすべらせています。

こんなに力を入れるのか。

出刃包丁は「この砥石じゃだめです。持って帰って送りますよ」と、柄をすげかえる2本のナタも一緒にお持ち帰り。

 

うーん、専門家ってすごいなー。

今朝も仕事をはじめた職人さんが、軒下から這い出して来るところをみました。

寝転んで上に釘をうつそのやり方を考えただけで肩が痛くなりそうです。

 

青年たちのおかげで冬の薪はほぼできた。

刃物・道具類もチェックしてもらえた。

順調すぎてなんだか申し訳ないような気がするほど。

温かくなって訪問者も増えてきました。

 

久しぶりに晴れた今朝、牛小舎の窓をあけて風をいれようと入ってみました。

気のせいか、なにかが違う。

電気ストーブ、ラジオ、電池。みんなエコマーク付き。

それに分子が巨大化したようなものが増えている。

 

もしかしたらこれは青年たちの置き土産?

 

桜吹雪もおわり、ツツジやギガンジュームが満開になりました。

芍薬やポピーの蕾もふくらみ、夏はもうそこまで来ているようです。

 

 

 

 

 

 

 

| - | 11:06 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

白アリが巣を作っていた!

牛小舎の壁も一角が崩れていたので、そこもお願いしました。

足場を組み、昨日は母屋の屋根をふきながら、そこも集中的に工事をしていました。

買い物から帰って荷物をおろしていると、その一角で作業していたひとりが「ちょっと来てみて」と呼びかけてきました。

その足場の下に行ってみるとぼろぼろになった残骸と無数のアリが……。

 

ええっ!?。

「見ないとわかんないからな。羽があるからどこにでも入っていくし。コンクリートのまわりに全部クスリ、まいたほうがいいよ」。

うぅっ、クスリって……。

そういえば去年も寝室で羽虫が大量発生していたけど、白アリだったのか。

 

だけど母屋の屋根には白アリがいなかった。

どうして?

母屋の屋根とこの壁の違いは…、そうか、風だ。

なんとなく納得したのですが、白アリがいて、建物がくずれてしまうという事実を見過ごしにはできないのです。

 

3年ごとに補修をしていたら費用がかかりすぎる。

クスリに頼るしかないのかなー。

白アリ駆除ってどうしたらいいのだろう。

業者に頼むとお金がかかるだろうし。

 

夜中に目覚めてはいろいろ考えていたのですが、今朝、イタリア青年が「きて、きて」。

やっぱり活動しているアリをみつけて教えてくれたのでした。

うーん、待ったなしか。

あきらめて仕事の指示をしてから野辺地のサンデーに行ったのでした。

 

殺虫剤、除草剤、効能はいろいろですが、白アリ用のは見当たらない。

店員さんに訊くと専用のコーナーがあったのです。

「人と環境にやさしい」シロアリハンターを買って帰り、説明書に従って設置してみました。

一ヶ月後には結果がわかるはず。

 

大地を守る会へ、ルバーブの放射性物質分析サンプルも送らなければ。

久しぶりに花の森を散歩してみたら、つつじがきれいに咲いていました。

たしかこのあたりにタイムカプセルを埋めたはず。

森のはずれでもルバーブが健在。

 

その近くにアンジェリケが2本咲いていたので、花首だけ摘んできて、コップにさして楽しみました。

カッコーがなきはじめて、夏も近づきました。

 

 

 

 

| - | 10:27 | comments(1) | trackbacks(0) | - | - |

母屋の屋根ふき替え

傷みが徐々にひどくなるのをどうしようと思いながら数年みていましたが、さすがにこれ以上は放っておけなくなりました。

わたしの寿命は……、まだつづきそうだし、ブロックで鉄板をおさえていた屋根もはがれ。

費用はなんとかなりそう。

「床もおちているようですよ。外壁も」と専門家は気になる様子。

 

でも「屋根さえなおったら、あとは気にしないことにします」ときっぱり宣言しました。

本当は屋根をなおす費用しかないのですが。

続いて決断その2

電気を100%自給する。

 

ソーラーパネルと、できたら燃料電池もと思って調べてみたのですが、燃料電池はまだ普及していない。

少し前に水素を研究しているという大学生が訪ねてきて、いろいろな資料をいただきました。

残念ながらわたしの現役時代に一般化する見込みは少なそうです。

風車は騒音がおおきいしなー。

 

設置するまで少し時間がかかりそうですが、この夏には100%自前の電気生活になりそうです。

お楽しみに。

といっても牛小舎ではあまり電化製品もないのですが。

 

などと思いめぐらしているうちにも季節はめぐり、オオヤマザクラも花吹雪になりました。

桜の花吹雪とユキヤナギ、ツツジも満開にって、こんなことがあっていいの?

この花々が一緒に咲いたことってあったかなあ。

やっぱり微妙にそれぞれの花の時期もずれています。

きれいではあるのですが。

 

イギリスの青年が帰ったあとに、イタリアの青年がふたり来て、引き続き薪づくりをしています。

英語がわからなかったのはまだましだったのだと思い知りました。

なにしろ日本語→英語→イタリア語という段階をたどらないと意味が通じないのですから。

さいわいなことにその二人はカンもいいし聴覚も敏感。

 

2段階の辞書を手元から離さず、思わずつぶやいてしまう日本語も正しく聞き取ってすぐに辞書でしらべ、確認しています。

うれしくも紙の辞書。

はじめのうちは「これ、イタリア語でなんていうの」と訊いたりもしていたのですが、すぐにやめてしまいました。

なにしろ彼らの記憶力のほうが格段にいいのですから。

 

ヨシオはこのごろ、ずっしりと体重が増えてきました。

そんなにたべているふうでもないけど。

野良猫は何匹もみかけますが、家の外でだけ。

砦を死守するという悲壮感はないのですが、あてどなく外に飛び出すことも少なくなりました。

 

そろそろ1歳。

大人になったのだろうなと、なんとなく残念にも思うのです。

昨日、2代前の猫、ミィちゃんの子猫をもらってくれたIさんが、その猫を連れてきました。

ヨシオとのご対面がどうなるか楽しみにしていたのですが……。

 

ヨシオはうーっとうなりはじめました。

「うーっじゃないでしょ」抱き上げてなだめても、だたうなり続けるだけ。

同じく抱き上げたIさんが「いたっ!ツメたてちゃダメ」と悲鳴をあげています。

ヨシオの2倍ぐらい大きいモコは必死に逃げようとして、戸棚の裏に隠れてしまいました。

 

コーヒーを飲んでおしゃべりをし、時間をおいてから、モコを誘い出そうとしてみたのですが頑として動かず、とうとう重い戸棚を動かすはめになってしまいました。

動かしたのはほとんどIさんで、わたしは手をかけただけでだったのですが。

驚いたのはそのときのヨシオのにおい。

 

抱かれてもツメはたてなかったけれど、強烈なにおいを発散していました。

うーん、オスの本能なのかなー。

今日は雨、そし日曜日。

職人さんが今日はこないのだとうれしくなります。

| - | 07:36 | comments(1) | trackbacks(0) | - | - |

朝起きたら、兵庫県から無農薬のイチゴが届いていました。

前日は夕日の前に寝てしまったのですが、それでも足りなくて、明るくなってからしぶしぶ起きてきたのでした。

小鳥たちがにぎやかな朝4時50分。

ストーブを焚きつけていると新聞が届いたので、それを取りに出ようとして気づきました。

たすくさんが作った無農薬のイチゴ。

 

あけてみると大粒。味は……、甘い、だけではなく、奥行きがある。

うわぁ、これ、なんという品種なのかな。

朝食前にたべたいのたけど、きちんといつもの食べ物を食べたほうがいいだろうなと我慢しました。

一定の量を食べ、薬を飲み、にんにくとアロエ、しょうがもたべると、とうぜん食欲はなくなります。

 

うーん、ぜいたくだけどおやつの時間まで待とう。

7時を過ぎてからお礼の電話をしました。

早すぎるかなとも思ったのですが、もう苺摘みをはじめていたようです。 

「産直で600円ぐらいで売っています。スーパーだと380円とかそれくらい」

 

スーパで売るなんてもったいないと思うのですが、消費する側が喜んで買うほど必要性があるものではないし。

そうだ、ジャムの加工とか、ドライフルーツとか。

あとで思いついたのですが、収穫だけではなく加工ということまでする人手はないのでしょう。

組合とか、老人の仕事にする手はある、かな?

 

それからそれへと可能性は考えられるけど、これはたすくさんの仕事で、わたしのことではないのだと苦笑したのでした。

わが家のイチゴはいま、ハウスで花盛り。

露地ものはようやく葉がひらいてきたところです。

アスパラガスとルバーブの種も今朝、水につけて、明日まく予定。

 

何もしたくないけれど、昨日も今日も快晴で、じっとしているとなんだか罪悪感をおぼえるほど。

昨日は青森市の市民図書館に行ってきました。

国道4号線から見えるむつ湾は明るい海の青。

めずらしく漁船が一隻もみえない。

 

沖縄のマリン・ブルーとはやはりちがうけど、きれいです。

青森駅前では「九条を守る会」が開かれていて、図書館にはいろうとしたとき「古村まさおさんのごあいさつを」という声が聞こえてきました。

みおろすとたくさんの人たちが集まり、横断幕を広げていました。

 

う、ごめんね。

図書館に来たんだし、青森駅にもチケットを買いに行くけど、集会に参加している時間は、というより体力がない。

野山はいま豪華な花の宴。

海の青と空の青、新緑の木々の中に桜がほころび、八甲田の山々はまだ三合目あたりまで雪に覆われています。

 

自然を満喫しながら帰ってきて湯たんぽを作り、ぱったりと寝てしまったのでした。

ヨシオは不満そうだったけど。

さて、そろそろお客様がみえる時間。

顔を洗っておかないと。

 

 

 

 

 

 

| - | 09:16 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

牧場はみどり

例年ならまだ雪も残っている4月末。

今年はもう青々として、一面の緑が広がっています。

咲き競う黄や白の水仙の中で、薄紫のシラネアオイ、赤いツバキの花も咲き始めました。

シャクヤクの赤い芽も日ごとにのびてきました。

雪解けとともに競うように咲く花々ですが、雪が少ない今年は気温差に合わせてひらいてくるので、どうしても違和感がでてしまいます。

 

ミズが芽吹く前の群落の中に猛毒のフクジュソウをみつけ、これはいけないと引き抜きました。

でもとなりに生えているスミレはどうする?

スミレって毒じゃないはずだから、いいことにしようかな。

ギョウジャニンニクはもう少しで花が咲きそうになっています。

 

コゴミやその他の山菜もまだ枯草の山に埋もれているだけ。

いっせいに芽吹くのがふつうだと思っていた山菜にも、生育適温があったんだとはじめて気がつきました。

4月中旬に行った青森市ではもう桜のつぼみがふくらんでいましたが、六ヶ所村の桜はまだ堅いつぼみ。

とはいうもののチューリップのつぼみも少しふくらんできました。

春爛漫の日も間近。

 

のどかな春の毎日なのですが、しかし!

毎月届くDAYS JAPAN、毎週届く週刊金曜日、毎日届くデーリー東北。

少し斜め読みもしてみるのですが、なんだか世界全体が右傾化しているような……。

まさかねー。

 

機会があるときは若者たちにも確かめてみるのですが、若い人ほど知りたくない、関係ないという態度をとっている人が多いような気がする。

関わらなければいつの間にか問題はすぎてしまうと思っている?

第二次大戦、いや、第一次大戦かもしれない。

どこまでさかのぼればいいのかわからないけど、あの戦争を起こした大人たちがこの社会を築き上げた。

わたしもだけど。

 

連綿と続く人間の生活は途切れてはいけないのだけど、戦争を推し進めながらその責任を自覚しなかった人たちが、高度経済成長を荷い、この豊かな社会ができたのです。

飢える者がいない豊かなこの日本。

空は青く、牧場はみどりで、花咲き乱れる春。

 

ここは六ヶ所村・原子力半島。

六ヶ所村ではなく50キロや100キロ離れていても救いがあるわけではないのですが、世界のどこかではいまも戦争で殺される人たちがいて、日本(の一部の人)は嬉々として武器弾薬を生産している。

世界中で保有される核兵器の10分の1が地上で炸裂したら、地球は消滅するというのに。

 

もう新聞は読みたくない。

雑誌も読みたくない。

何も知りたくない。

切実にそう思うのですが活字を読む以外に楽しみ方を知らないので、つい手元に届くものは読んでしまうのです。

体には悪いよなーと思いながら。

 

そうだ、種まきをしよう。

そろそろインゲンをまく時期。カモミールも。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| - | 09:26 | comments(1) | trackbacks(0) | - | - |

雨が降ったらお休みで、風が吹いたら・・・

ハウスの屋根をかけて一週間あまり。

閉じたままにしておくとたちまち30℃ぐらいに上がるので片側は少し開けっ放し。

ハウスの中で発芽さぜる各種野菜もほぼ種まきが終わりました。

一晩中強い雨が降ったりもするのですが、露地の畑は強い霜がおりているので、種まきはまだ早いだろうな。

 

イギリスの青年はチェーン・ソーも斧もはじめてでしたが、もうすっかり慣れたようで、まき割りも快調にこなしています。

けれどやはり腕や首筋なども痛むのか、疲れてくると無口になる。

ゆっくりやってねとお願いしているのですが、ひたすらせっせと動いて早く片付けようとしています。

 

無表情になったらその日の仕事は終わりにするなど気を使い、そのほかに雨や雪で仕事ができないときもあります。

昨日は暴風で半日お休みにしました。

雨が降ったらお休みで、風がふいたら遅刻して、とカメハメハ大王のようですが、なにしろ最大瞬間風速24メートルなどという、六ヶ所村でもあまりない大暴風雨。

畑で作業の説明をしていたわたしは、風に吹かれて倒れそうになりました。

 

でも翌朝、疲れていない時の彼の笑顔はとてもいいのです。

冬になってこの薪を焚くときにはきっとこの笑顔を思い出しそう。

 

タイの女性は温泉が初めてで、熱い浴槽に「オオッ」と驚いて、そのあとは冷水浴の湯船にずっと入っていました。

寒くないのかなー。

夜の湯たんぽも「グッド!」と気に入った様子。

常夏のタイから青森へ。

気温差を考えるだけでも疲れてしまうのですが、言葉もわからない若者がきて、気持ちの交流ができるというのは楽しい。

 

 

早咲きの水仙やクロッカス、フクジュソウは咲いているけれど、満開の春にはまだ時間がかかりそう。

雪解けとともに花が満開になるいつもの春とはやはり違うのです。

24時間の間にも最低気温と最高気温の差が大きすぎる。

桜もまだ蕾が固く閉じたまま。

 

まあ、100万年前は地球の北極と南極が入れ替わっていたともいうし、人類が誕生したのだってたかが1万年前。

恐竜だって滅びたんだし。

などとぼんやり考えていると何もかもどうでもいい気がしてくる。

 

ウーファーさん二人、山本さん。来訪者。

そしてチューリップが咲く時期になると決まって訪れる来訪者。

疲れてくると生来の交際嫌いと厭世気分が復活するようです。

でもこどもの世代にはどうでもいいことなんかではないのです。

責任ははわたしたちにあるのだから。 

 

ヨシオは食欲が復活したようで、大きな缶詰を毎日1個に、ドライフードも食べるようになりました。

しかもお皿はなめたようにきれいになり、エサを催促するのも日に4〜5回。

食べ過ぎじゃないの。

食べさせていいのか考えてしまうほどですが、食べたいという意志は固いようで、絶対あきらめないのです。

 

見た目が悪く、ドジで、意志は固い。

これってわたしそっくりと苦笑してしまうのです。

デブ猫にならなければいいけれど。

 

寒かった昨日と違い、今日は穏やかな日差しで、気温もぐんぐん上がっています。

お茶の時間はそとで楽しむことにしよう。

 

 

 

| - | 08:45 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

フクジュソウが咲きました

早朝は閉じたままなので気づかなかったのですが、きのう、咲き誇る群落をあちこちでみつけました。

金色の大きな花束と紫のクロッカス、イヌフグリの空色の花も。

雪はまだ多くて畑への道もとおれないほど。

朝も真っ白に霜が降りているけど、うーん、春がきたんだなーとうれしくなります。

 

ひとまわり小さくなったヨシオは、このごろようやく缶詰を食べるようになりました。

大きな缶詰の5分の1ぐらいをお皿にいれて見守ること数日。

「ちゃんと食べるのよ。まだこんなに残っているじゃない」と何度もお説教しているうちに、お皿にいれたものは残さず食べるようになりました。

生存本能は健在だったんだとホッとしています。

 

ウーファーさんが撫でてあげたのも良かったのかも。

このごろはにゃとかみゃとか声を出して、エサの催促や外に出たいという要求もするようになりました。

長いお付き合いになりそう。

野良猫が入ってこないのも助かります。

 

昨日は屋根部分をのぞいてハウスを半分、完成させました。

じゃがいもの植え付けも完了(わたしが植えたのは3分の1だけ)。

お昼をつくっていると「ハウスの屋根がはいっています」と農協からの電話がはいりました。

午後は出たかけたくないと反射的に思ってしまうのですが、我慢してとりにいきました。

 

よし、今日は風のない好天。

屋根をかけられる。

ベジタリアンのウーファーさんは、フキノトウもアサツキも喜んで食べています。

明日から数日わたしは留守にするので、ごはんの炊き方や薪ストーブのたきつけ方というサバイバル指導もはじめました。

 

それにしてもお互いのことばがわからない二人が感情を(あるていどですが)共有できるのは楽しいことです。

ウーファーさん「日本の中でどこが好き?」うーんと迷っていると、にっこりして「ここ?」

そう、ここが好きなのです。

 

春うらら。

再処理工場や高レベル廃棄物はあるけれど。

 

| - | 07:49 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

再処理工場を本当に動かすの?

3月25日の朝刊一面に「再処理工場 合格へ 規制委審査 MOX工場も 重大事故対策了承」と大見出しが並んでいて、ぎょっとしました。

日本がいま持っているプルトニウム48トンはどうするんだ!

もんじゅは廃炉にするし、プルサーマルだって実現していないのに。

何より事故が起きたフクシマだって、原因不明、対策不明のままなのに!

 

そしていまも放射能汚染地帯に住み続けている人たちがいるのに!

やり場のない怒りがこみ上げて!をいくつ並べても、ますます熱くなるばかり。

消化不良になりそうなので、怒りを発散させようとまき割りをはじめました。

が、発散できるほど体力は続かず、怒りはうちにこもったまま。

 

まわりに八つ当たりしてもしょうがないしなー。

第一、まわりにいる人と言えば言葉が通じないイギリス青年だけなのです。

 

イギリス青年がいるうちに英語を勉強しようという殊勝な心がけはいまだに手つかず。

スマホや身振り手振りでなんとか意思の疎通をはかってくれる青年の好意に甘えて、簡単な英語の単語さえ思い出せずに日々が過ぎていきます。

立木を伐採してもらおうと山に行くとあちこちにウサギの糞が落ちています。

「アーッ、なんとかなんとか」指さして話すので「ええ、ウサギの糞、ウサギ、ウサギって英語で何ていうんだっけ?」

あせるとますます思い出せない。

 

そんな毎日ですが、なんと長期間滞在してくださることになりました。

はじめてのチェーン・ソーや薪割りにも慣れてくれたので、冬の薪づくりは着々と進んでいます。

今日はナタの使い方を教えなくては。 

このあとのウーファーさんたちが来る頃には通訳さえできるのではないかと思うほど、彼は日本語の上達が早のです。

 

それにしてもスマホの普及で、お互いの話す言葉がわからなくても意志が通じるのはありがたいことです。

そのスマホの使い方もわたしにはわからないのですが。

 

雪解けのあとにフクジユソウのつぼみが大きくなってきました。

水仙の芽も数センチ伸びて、緑が濃くなっています。

アサツキだってあと数日で食べられるほど伸びてきそう。

フキノトウって彼は食べられるかなあ。

 

ヨシオはドライフードも缶詰もたべず、ひとまわり小さくなってしまいました。

獣医さんに……、行く体力はないしなー。

飼い主と猫の体力はほぼ同程度。

どちらをとるかといったら、それはもう決まっている。

ごめんね。

 

永田文夫さんのメールより転送

汚染物焼却問題に取り組んでおられる宮古市の岩見億丈(医学博士)さんから

2つの資料提供がありましたので、お知らせします。

 1)昨年12月11日に仙台弁護士会館で行った講演会資料

「焼却炉をくぐり抜ける放射能」講演会資料のうち“低線量被曝による健康被害”に関する

 箇所を抜粋した報告書を頂きHPにアップしました。下記の大切な提言があります。  

  http://sanriku.my.coocan.jp/170111LOWDOSE.pdf

 2)宮城県議会(環境生活農林水産委員会)参考人意見聴取原稿 岩見億丈医学博士 2017.2.5

 「放射性物質汚染廃棄物の焼却に伴うバグフィルターによる放射性セシウム除去の評価について」

  http://sanriku.my.coocan.jp/170205miyagigiken.pdf

  内容

   ・科学は誤る

    <意図的、能力的、時代の限界、人類全体の知覚や思考能力等による誤り>

   ・放射性セシウムは焼却炉から3割り前後漏出し環境汚染が生じている

    <バグフィルターの問題、排ガス中放射性セシウム測定法の問題、凝集性粒子の問題、その他>

   ・放射線の健康被害に関して

    <BEIR7と日本産業衛生学会のリスク値から>

   ・放射性核種地表濃度から空間線量率への変換

   ・「・・大気、水、食品から体内に入る放射性物質を可及的に少なくする努力を怠らないことが、

     原発を稼働させ事故を防げなかった大人の、子どもたちに対する責任であると考える。」

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| - | 08:30 | comments(1) | trackbacks(0) | - | - |

雪の中に閉じ込められていましたが

台所の窓からみているといつまでも変わらない雪の原、温かくなってきているのに雪が解けない白い世界。

でも家から出て野辺地へ行く途中から雪解けが始まり、地肌がみえて、どんどん春らしくなってきます。

陽気に誘われて、春の花をさがしてしまうほど。

雪に埋もれていた里にも若いイギリスの青年が来て、春の仕事が始まりました。

 

まずは車検間近の軽トラックを道路に出すことが急務。

納屋から一輪車をひっぱり出して北側に積もっていた雪をどかそうとしていたのですが、数回運んだだけでへとへとになり、手をつけかねていました。

昨日の午後その続きをお願いしたら、パワフルに雪切りが進んで、すぐに先が見えてきました。

 

今日の午前中には車検に出せる。すぐ修理工場にお願いしよう。

若い力に感動しています。

つい敬遠してしまうパソコンの世界にも詳しそう。

学習しなければと思うものの、本音はできるだけパソコンから離れていたいし、この冬読んだ本はまた別の世界なのです。

 

「ルポ 思想としての朝鮮籍 中村一成」「日本型ヘイトスピーチとは何か 社会を破壊するレイシズムの登場 梁英聖」「原発に抗らう プロメテウスの罠で問うたこと 本田雅和」「テレビと原発報道の60年 七沢潔」「東海村臨界事故への道 七沢潔」「見捨てられた初期被ばく」。

あまりにも深刻になって読み進められない時は軽いミステリなども合間に挟むのですが、考え、知っておくべきことが多すぎて、お手上げ寸前。

 

放射能汚染とこの先の未来なんて、この頭脳じゃ無理だよなあ。

そう思いながら、いやいや努力は続けなければと自分に言い聞かせているところです。

ハウスのビニールかけ、種まきの段取りなどは楽しい労働の部類。

すぐに飽きてしまうのが難点ではあるけれど。

 

ヨシオは何度かお客様に甘えようとして叱られ、この頃はひかえめになりました。

誘われても横目で眺めながら動かない。

昨日は内側のガラス戸が閉まったままなのに、出窓に飛び乗ろうと体当たりしてひっくり返っていました。

ガス台で調理していたわたしはその音に驚いて振り返り、ガラス戸をあけましたが、あとのまつり。

イギリス青年に笑われ、プライドが傷ついたヨシオはむっつりと引きこもってしまいました。

 

次の冬に使う薪作りも始めなくては。

パソコンに詳しい青年はチェーン・ソーも使えるだろうか。

そうだ、英語も待ったなしで覚えなくては。

イギリスのベジタリアンって、何をどう料理して食べるのだろう。

気忙しい毎日がまたはじまりました。

 

と言いながらも、「午後3時から翌日の午前5時までは休みます」としっかり自分の時間を確保しています。

 

 

 

 

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